タイトルは堀江貴文氏の「ゼロ」という本を読んで一番印象に残ったフレーズ。
前の会社でも、とにかく仕事している時間が長ければ偉い、頑張ってるという風潮があった。
むしろ定時で帰ろうものならサボってる、暇なのか?という扱いを受けるのが当たり前だった。
給料も、短い時間で大きな成果を上げるより、だらだらと仕事を長くしていた方が良くなる。
当然、昇格が遅くなるデメリットもあるが、上司から気に入られていればそれも問題なし。
一体何なのか。
そんな思いを一言で表現した言葉が、まさにタイトルの
「時間を提供し、お金をもらっている」状態だった。
働きたくない、でもお金が欲しい。
こんな思いを抱きながら日々を過ごしてきた根本的な原因がここにあったと思う。
何をするにも時間が必要だ。
新しいことに挑戦する為にも、単純に遊ぶだけでも、身体を休める為にも。
その有限な時間を提供していたら、上記のような矛盾した感情を抱くのも頷ける。
この悪循環から抜け出すには、
時間以外に提供できるものは何か考えることが必要とのこと。
具体的にどういうことなのかは、本書を手に取って読んでみてほしい。
お金に対する考え方や、働くことの意味について考え直させてくれる良い本だと思う。