ゼロから1つずつ積み上げる

小学生の頃、ただ漠然とゲームが好きで

いつかゲームを作る人になりたいと思っていた。

でも頭も良くて才能に恵まれた人しかできないんだろうな、と。

そんなことを考え、半ば諦めていた自分がいた。

 

気が付くと、中学の時の授業で触ったHTMLにハマり、

自宅でもHPを作るようになっていた。

色々調べながらWebに公開出来るようにまでなり、

もっと知識を増やしたい。

そういう思いが強くなり、大学は情報系の学部のある大学を選んだ。

大学では学びたいことが学べた。

逆に一通りの知識がついたとき、それ以上の興味が持てなくなった。

それもあって、次の進路を考えた時、特に何も考えてなかった。

大学で学んだことが活かせればいいやと、適当に会社を選んでいた。

 

でもそれが間違いだった。

内定貰った後に気付いたが、入社した会社は一部上場していて30代で墓が立つなんていう噂も耳にするくらいだった。

他に行くあてもなく、入社してみたところ、案の定忙しかった。

どんな会社だったかというと、体制も古く、なにより考え方が古い。根性主義だった。

程度の違いはあれ、いわゆるブラック企業だ。

良い将来をイメージ出来る企業ではなかった。

それでもやれるだけのことはやった。

誰もやろうとしないプロジェクトにも積極的に参加したし、中心人物として完遂もした。

若手でありながら会社を支える重要なポストを担っていたつもりだ。

 

けれども、全く評価されない。

誰もやろうとしなかったわけがそこにある。

とにかく客から金を巻き上げて儲けようとする会社のシステムがそうさせていた。

 

そんな会社に嫌気がさし、転職を決意する。

今の世代が求めているものはお金じゃない。時間だ。

非人道的な引止めに合いながらも退職までこぎつけた。

 

転職活動では、やりたいことをやろうと、未経験の分野にも挑戦してみたが、

絶望的に書類審査が通らないことを痛感。結局、前職と似たような職業についた。

小さな会社だ。

でもそこまで忙しくない。(今のところ)

収入は減ったが、何より自由になった。

 

一緒に仕事をしてきた同僚・先輩・後輩。

積み上げてきた担当してきたお客さんからの信頼。

会社での立ち位置。

全てを投げ捨て、 社会人としてゼロに戻ってしまった。

でも自分がゼロになったわけじゃない。

失ったものはまた積み上げていけばいい。

 

 

そんなシステムエンジニアの不定期かつ適当に発信したいことを発信するブログです。

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