昨年、なぞり書きというiPadアプリをリリースしたんですが、
Appleから連絡があり、AppStoreから削除されたんです。
総合無料ランキングにも入ったアプリで、
もちろん収益も出ていたのでとても惜しいですが、
経緯だけでも発信して、他の開発者さんの参考にして頂ければと思います。
まずなぞり書きというアプリは、自分がハガキに宛名書きする時に思いついたアプリで、
iPadの表計算アプリで文字を最大化、光量最大にして、ハガキをiPadに乗っけて写し書きしたのが始まりでした。
ニーズもあってか、有料に切り替えてもそこそこDLされてましたが、
とあるきっかけで削除されることになりました。
そのきっかけというのが、意外にもiPhone版のリリースです。
iPhone版を申請しましたがリジェクトされてしまい、わざわざAppleから電話がかかってきました。
英語だったのでいろいろと焦りましたが、片言の日本語で補足してくれました。
理由は、トレースするのは端末にダメージを与える可能性があるから駄目だそうです。
似たような機能で申請も通ってるアプリもありますよ?と反論はしてみましたが、
裏目に出たのか、それは審査が間違っていたということと、そういったアプリは削除されるでしょうという回答を頂きました。
iPhone版は諦め、リリース済みのiPadの方はしばらく生き延びていましたが、
通達通り、しばらくして削除という流れになりました。
写し書きするくらいで、端末にダメージなんかないだろとは思いつつ、
アクションを起こせないまま今に至ります。
iPhone版を出そうとしなければ、おそらく削除されることもなかったのではないかと思っちゃいます。
グレーなアプリ(そんな認識はありませんでしたが)はアップデートすることで寿命を縮めることもあるんですね。
もちろん、こうならない為にも、Appleの審査ガイドラインは頭に入れておくべきですね。